坂田和人さんが全日本第5戦筑波大会にスポット参戦 昭和電機グループがサポートします!

 

MFJロードレースアカデミー、MuSASHiスカラシップトレーニングなど、後進 の育成に力を注いでいる坂田和人氏が、全日本ロードレース選手権第5戦筑波大会J-GP3クラス参戦に向け、準備を進めています。

今回の参戦の目的は、「世界の頂点を極めた坂田さんのレースでの走りを次の 世代を担う子供たちに見せたい」という周囲の強い想いから始まりました。そ のプロジェクトの中心に立つのが、坂田和人のパーソナルマネージャーを務める若松宏希氏。坂田氏とは高校の後輩という彼も、全日本時代はGP125クラスを走るライダーでした。

『全日本、そしてWGP (現:MotoGP) へ行ってからも、坂田さんの戦う姿をそばで見るチャンスを頂きました。今でも、トレーニングなどで走っている坂田さんは十分に速いのですが、やはりレースという極限の状況で戦う姿はまた別物です。レースに対する集中力、限られた時間の使い方、そして何と言ってもレースでの駆け引きとその走り。色々な状況を考えると今がそのタイミングだ と思います。「今、このタイミングでこのプロジェクトを行なわないと、次の世代を担う子どもたちに見せることができなくなってしまう」と言う強い想い がありました。今回、昭和電機さんのご協力により、坂田さんのスポット参戦が実現しました。』(若松宏希)

 

坂田和人 「昭和電機様をはじめ、多くの皆様のご支援・ご協力を頂き、大変嬉しく思っております。WGPを退いて19年。正直、どこまで出来るのか、今の私ではやってみないと分かりません。周りの期待とは裏腹に、現実はそう甘くないことは十分に分かっています。 本格的始動は、3月30日の筑波サーキットとなりました。その後も練習を重ねていますが、全てがゼロからのスタートのため、限られた一般スポーツ走行の 中で納得のいくマシンに仕上がっておりません。 私がレースを行なっていた2サイクルのレーシングマシンと、現在の4サイクルのレーシングマシンは、全ての特性が大きく異なります。レースに出場するからには、自分自身が納得できる状態に仕上げたいのですが、 それをどう仕上げれば良いのか、いまだに手探り状態です。残りの限られた時間で、マシンを仕上げることが出来なければレースへの出場は断念します。非常に厳しい状況ですが、頂いたチャンスを無駄にしないよう、最後まで全力で望みます。」

 

今回、坂田和人さんの全日本参戦を全面的にバックアップするのは大阪府大東 市に本社を構える昭和電機株式会社。同社は積極的にモータースポーツ活動を 支援し、自らも「Mistresa RT HARC-PRO.」というレーシングチームを持 ち、全日本ロードレース選手権に参戦しています。同社社長・柏木健作は「昨 年末、坂田さんが全日本に参戦するというプロジェクトが立ち上がっていると いうお話を聞き、すぐに支援することを伝えしました。次世代を担う子供たち に世界を制した坂田さんのリアルな戦う姿を見せるということは本当に素晴ら しいことです。そうした意義あることが具現化できるよう、企業として社会に お役に立てることをしていくというのは、常々に大事なことと考えています。 これを機会にぜひ往年のレースファンの方々にもサーキットへ足を運んでいた だき、モータースポーツの素晴らしさ、奥深さに接していただければと思いま す。納得いくレベルに到達できなければ、レース出場はキャンセルするという坂田さんの意思も尊重します。坂田さんが最後までどういう戦いを見せてくれのか、私自身とても楽しみです。」

 

昭和電機株式会社

1950年に電動機 (モータ) の修理屋として設立をされた昭和電機は、創業以来 すべての部品を自社で製造してきました。送風機をはじめ、オイルミストコレクター、集塵機など工場の環境改善機器を製造するメーカーであると同時に製 造部門を持つサービス業を目指し、お客様のどんな要望にも応えていく「まごころカンパニー」として、現在世界中で御愛用頂いておりますお客様に最適な製品を最適な納期でご提供をし続けます。モータースポーツの支援活動は2014年より行っております。

2014年 Mistresa with HARC-PRO./小林龍太 赤間清

2015年 Mistresa with HARC-PRO./関口太郎 赤間清

2016年 Mistresa with HARC-PRO./関口太郎 赤間清

2017年 Mistresa RT HARC-PRO. /名越哲平 赤間清

2018年 Mistresa RT HARC-PRO. /上原大輝 赤間清

また今年度より「広報社員兼ライダー」として、昨年度のライダーである名越哲平と上原大輝を正社員として雇用しました。昭和電機はまだまだ知名度が低い会社ではありますが、より多くの方に知ってもらえるようさまざまな活動に 取り組んでまいります。

 

プロフィール

坂田 和人(さかた かずと)1966年8月15日生まれ 東京都出身

1988年 筑波ロードレース選手権 ノービス GP125 チャンピオン獲得

1989年 全日本ロードレース選手権 ジュニア GP125 チャンピオン獲得

1990年 全日本ロードレース選手権 国際A級 GP125 チャンピオン獲得

1991年 ロードレース世界選手権GP125 ランキング13位

1992年 ロードレース世界選手権GP125 ランキング11位

1993年 ロードレース世界選手権GP125 ランキング2位

1994年 ロードレース世界選手権GP125 世界チャンピオン獲得

1995年 ロードレース世界選手権GP125 ランキング2位

1996年 ロードレース世界選手権GP125 ランキング8位

1997年 ロードレース世界選手権GP125 ランキング4位

1998年 ロードレース世界選手権GP125 2度目の世界チャンピオンを獲得

1999年 ロードレース世界選手権GP125 ランキング14位

* ロードレース世界選手権 (WGP) が改称されて、現在の「MotoGP」となる

現在は、MFJロードレースアカデミームサシスカラシップ の校長を務める。 日本テレビの日テレジータスにて、MotoGP/Moto3クラスの解説を行う。

また今回に参戦には、有限会社ハルク・プロ様、一般社団法人オートスポーツセンター様にも多大なご協力をいただいています。お礼申し上げます。

参戦チーム名は『Mistresa・MuSASHi sc./TC』となっています。今回の参戦コンセプトが次世代を担うライダー育成のためのものであることから、坂田氏が校長を務めるMuSASHiスカラシップ・トレーニング(sc tr.)、さらに協力いただいているオートスポーツセンター様(筑波サーキットを略してTC)としています。

今回のメカニックには、坂田和人さんの世界グランプリ参戦を常に支えていた坂田和人さんの弟である坂田明彦さんが務めます

 

 

 

【このリリースの問い合わせ先】

昭和電機株式会社 営業推進部 山﨑未由希

TEL:072-870-5708 E-MAIL:yamasaki@showadenki.co.jp