坂田和人、全日本筑波に向けたテスト終了

全日本第5戦筑波大会を1週間後に控えた6月20日・21日に、茨城県筑波サー キットで事前テスト (50分×4) が行われました。

このテストに参加し、さらに直後の6月22日 (25×2) スポーツ走行を走ること となり、都合三日間、筑波サーキットでテストを行いました。

6月20日は朝からあいにくの雨となり、しかも土砂降り状態。こうした状況 では、マシン差よりもライダーの技量と経験がモノをいいます。NSF250Rで初 めてとなるウエット走行でしたが、結果的には3番手となる1’7.329というタイ ムで終えることが出来ました。「フィーリングが良かったことから、最後にさ らなるタイムアップを狙っていったところ、最終コーナーでハイサイドの転倒 を喫してしまいました。その際、左手の小指を強打して、股関節の靭帯を伸ば してしまいました。そのため、その後の走行に影響が出てしまいました」とコ メント。

午後は、身体の痛みがあり、転倒した車両の修復具合の確認のみとなり、20 分ほどの走行時間となり、タイムを上げることはできませんでした。 二日目はドライとなり、新しいリアサスペンションのテストを行ないました が、時間が足りずに良い方向性が見い出せませんでした。1回目が1’1”393で6 番手、2回目は1’1”383で9番手となりました。

三日目のスポーツ走行でコンディションはさらに良くなり、気温30度、路面 温度40度と真夏日の中でのテストとなりました。 課題となっているエンジンブレーキへの対策がこの日のメインテーマでした が、なかなかマシンはイメージ通りに仕上がらず、ベストタイムは1’1”03。 残るはレースウイークとなる6月29日(金)の2回のART合同テストのみ。 「転倒による身体への影響とまだレースを戦える状態にマシンは仕上がってい ませんが、自分の出来るとこまでトライしていきたいと思います。」