全日本第4戦へ向けた事前テスト開催 榎戸が二日間ともにトップタイムをマーク!
6月9日・10日に茨城県筑波サーキットで、全日本ロードレース選手権シリーズ第4戦筑波大会へ向けた事前テストが行われました。
このテストにSDG Motor Sports RT HARC-PRO.から榎戸育寛(ST1000)、千田俊輝(ST600)、成田彬人(J-GP3)らが参加。榎戸は両日ともにトップタイムをマークし、本番での活躍が期待されます。
榎戸育寛
「今回、事前テスト自体は二日間だったのですが、テスト開始前日の搬入日にもスポーツ走行があり、そこも走ったので合計三日間のテストを行いました。初日のスポーツ走行で転倒してしまったのですが、原因は明確でしたしケガもなかったので、決して褒められたスタートではありませんが、全体の流れを止めるようなものではありませんでした。事前テスト1日目も2日目も真夏日のように気温が上がり、1日目は50度越え、2日目に至っては60度越えと、タイヤのパフォーマンスをフルに発揮できるようなコンディションではありませんでした。でも結果的に両日ともに56秒台へ入れ、トップタイムをマークできたのは良かったと思います。チームがJSBマシンのテストに参加する機会を作ってくれたり、そうした経験が今回の流れに繋がったと感じています。本当にチームには感謝しています。開幕戦、第3戦SUGOと良い結果は出せていませんが、流れとしては良い状況で来ていると自分自身では感じているので、ここからしっかり結果を出せるようにしていきたいと思います。」
成田彬人
「今回から担当メカニックが変わって、新しいメカニックの方に状況を把握してもらうのと、次のステップへ進むため、自分のライディングにどうマシンを合わせていくか、いろいろと新しい要素をトライしました。タイム的にはそれで今ひとつ伸びなかった印象はありますが、内容的にはステップアップするための準備をしている状況なのでポジティブです。とは言え、自分自身が筑波のコースを走るのは久しぶりで、しかも筑波サーキットを走ること自体が2、3回なので、コース攻略がまだまだできていないというのが実際のところです。ですが、今回はチームの光太郎社長や堀尾さんがコースサイドで見てくれて、いろいろアドバイスいただいたのもありがたかったですし、とても勉強になりました。テストした要素も含め、しっかりとレースウイークの中でまとめて結果を出していきたいと思います。」
千田俊輝
「今回も一つの目標が『転倒しない』ということだったのですが、2ヘアで他車の転倒に巻き込まれる形で転んでしまったので、そこは反省点です。実際にそこまでテストの流れは良かったですし、そのまま先へ進みたかったのですが、残念です。とは言え、筑波サーキットは1周が短く、修正しながら何周も回れるので、走りのトライなどがしやすく、そこはありがたかったです。速い人の後ろに何度か付くことができて、自分との違いは明確に分かったのは大きな収穫ですが、それを自分の物にするまでには至らなかったので、レースウイークはそこが課題になります。」
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