鈴鹿8耐事前テスト 初日終了!
8月6日(日)に決勝が行われる鈴鹿8時間耐久ロードレース、通称8耐(ハチタイ)。6月7日・8日と、8耐決勝へ向けた事前テストが行われました。
このテストにSDG Honda Racingが参加。先日発表(http://mistresa-71.com/archives/4305)したライダーの内、名越哲平と國井勇輝の二人が走行しました。
初日結果
1本目 2’09.328 7番手
2本目 2’07.480 2番手
3本目 2’07.624 5番手
初日総合5番手
本田光太郎チームディレクター
「去年の鈴鹿8耐のベースがあるので、そこへ積み重ねる形で今年は準備が出来ることから、最初のテストとしては良いスタートが切れていると思います。昨年は浦本修充、名越哲平、榎戸育寛というライダーの組み合わせで臨んだのですが、身長や体重で差が大きく、榎戸に負担を掛けてしまったという反省があることから、体格的に浦本、名越と近い國井勇輝を三人目のライダーとしました。今日のテストでは、名越が全日本で作ってきているバイクをベース、に耐久仕様としたマシンに國井が乗る形となりました。第2戦鈴鹿2&4で名越は連続表彰台獲得となるレースをしましたし、仕上がりとしては悪くない状態だと思いますし、國井も久々のJSBマシンながら、違和感なく乗れています。あの走りのリズムであれば、2分7秒台に入るかと思いましたが、ちょっとたどり着かなかったのですが、でも初日ですから、良い走り出しだと思います。順調にセットアップが進んだので、耐久用に燃費を絞った仕様にしたのですが、それでも名越は7秒台コンスタントに走れていたので、そういう点でも良かったですね。梅雨の合間の青空となり、30度を切るくらいの気温で、湿度もそれほど上がらず、8耐決勝とはまた違ったコンディションで、そのあたりが今後変わってくることで、また合わせ混む必要は出てくると思いますが、それでもベースはある程度作れているので、良い流れにあると言えます」
名越哲平
「やっぱり鈴鹿は楽しいですね(笑)。このコースでは今年の第2戦で表彰台に上がってますし、足回りのセットなどは良い方向に進んでいると思います。今日は、その延長線上で走れました。燃費仕様のセッティングにしたのでパワーがなく、その部分では物足りなさを感じましたが、それでも7秒台コンスタントで走れたので、全体的に良いリズムで走れているのだと思います。勇輝も違和感なく走れているようですし、チームとして順調に進んでいると思います。」
國井勇輝
「鈴鹿8耐仕様のマシンは、タイヤがST1000と違いますし、ブレーキも違って強力で、そこがいつも全日本で乗っているバイクと大きく異なります。そこにうまくアジャストすることが、今日のテストでの自分なりの課題としていたのですが、今日一日ではうまくマスター出来ませんでした。そこがちょっと残念ですね。でも自己ベストタイムは更新しましたし、まだまだタイム的には出せるので、今日はこれでOKとしたいと思います。意識しないようにはしているのですが、決勝レースに向けた準備として満タンで走ったりしていてやはり燃料がたくさん入っているから重さを感じ、そこを意識してしまうので、余計に自分の走りのリズムが取りにくくなってしまいます。まぁでもきっとそれはもう少し乗り込めば慣れるでしょうし、焦らず、ステップバイステップで準備を進めていこうと思います。正直言うと、全日本のST1000でCBR1000RR-Rをリズムよく乗れてきていているので、8耐仕様のマシンでは哲平くんを超えるタイムが出せるのではないかと密かにねらっていたのですが、思った以上に哲平くんは速かったです(笑)。でも、どこかでぜひ抜きたいですね。」