“コカ・コーラ”鈴鹿8耐 鈴鹿主催テストセッション 初日終了!

8月4日〜6日に行われる鈴鹿8耐に向けたテストが、7月5日・6日に行われています。
このテストにSDG Honda Racingが参加。前回のテストは名越哲平と國井勇輝の二人でしたが、今回は浦本修充も参加。本番へ向けて三人でテストを行いました。

7月5日結果
セッション1 2’08.939 A組 3番手
セッション2 2’08.795 A組 3番手
セッション3 2’23.909 A組 6番手
セッション4 走行せず

本田光太郎チームディレクター
「先月のテストで決めた仕様で浦本に乗ってもらいましたが、変更もせずに走れたので、ここまでの仕事の確認がそういう形で出来たのは大きな収穫ですね。できれば今日はもう少しドライで走りたかったのですが、雨が想定していたタイミングより早く降ってきてしまいました。タイムが先月より出ていないのは、もちろん湿気の影響もあると思いますが、今日は風が強く、ストレートが向かい風になっていたので、それもタイムが伸びない要因になっていると見ています。ロングランも既に先月出来ていますし、マシンのベースも出来ているので、順調だと思います。明日は天気も回復するようなので、さらに走り込んで、全体のレベルをより上に持っていきたいですね。」

浦本修充
「スペインで乗っているバイクは全日本で言うST1000クラス的な仕様です。対して鈴鹿8耐はEWC仕様で、サスペンションもブレーキも変わっていますし、タイヤも向こうではピレリですがこちらではブリヂストンと、そのあたりの違いに対応するのが少し大変ですね。でもこのチームのマシンには去年既に乗っていますので、感覚はすぐに取り戻せました。やはり耐久仕様ということでガソリンが絞られていて、パワーがないところは厳しいですね。より上の成績を目指すには、アベレージをさらに上げる必要があるので、明日のテスト時間もフルに使って仕上げていきたいと思います。」

名越哲平
「先月のテストはまだ涼しかったからかもしれませんが、同じ仕様でもタイム的には2’7秒台でしたし悪くなかったのですが、今日は走り始めからパワー感が薄く、やっと8秒台という感じでした。パワーがないと、ライディングのリズムも当然違ってきますし、例えると600的な、コーナースピードを上げる方向の走り方になります。でもそうなると、遅い車両を抜くのにリスクがありますし、非常に神経を使います。燃費と出力のバランスを取るところが凄く難しいですね。とは言え、表彰台は十分にねらえる位置に付けている手応えがありますし、その真ん中に上がるためにはさらにレベルアップする必要がありますから、チームと力を合わせてレベルアップさせたいと思います。」

國井勇輝
「今日は修充さんが今季初乗りということで、修充さんの走行がメインとなりましたから、ぼくはそれほど周回できませんでしたが、パッと乗ってすぐ先月のテストと同じ感覚で走れましたし、良い感じだと思います。明日はロングランもやります。アベレージタイムをより高いレベルに持っていけるように頑張ります。一発タイムも出したいですね。」